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【南極観測隊員に聞く】(下)機械設備全般担当・倉島浩章さん(柏市) 楽しく観測環境整えたい

機械設備全般担当の越冬隊員として南極に赴く抱負を語る倉島浩章さん=東京都立川市の国立極地研究所(芹沢伸生撮影)
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 柏市の倉島浩章さん(45)は、第60次南極観測隊の機械設備全般を担当する越冬隊員として11月、日本から1万4千キロ離れた昭和基地に向けて旅立つ。建築が進む「基本観測棟」の空調や給排水設備の仕上げ工事を極寒の中で行うほか、老朽化が進む基地の設備を詳しく調査する。「仲間と楽しくやりながら観測環境を整えたい」と張り切っている。

 普段は三機工業(本社・東京都中央区)に勤務する建築設備工事の現場監督。同社は平成3~27年に12人の観測隊員を出しており「南極勤務」を目標に入社する人もいる。しかし、これまで派遣したのは全員、廃棄物や汚水処理施設を管理する環境保全担当隊員。観測隊員になるのは、ごみ処理などを手がける部門の社員に限られていた。

 入社当初は「産業空調部門を希望していたので、南極は意識していなかった」が、少しずつ憧れるようになっていた。そんな中、昭和基地に新築する建物の空調や衛生設備の施工と、機械設備全般の保守管理を担当する観測隊員の社内公募があった。1年半前のことだった。自分の専門領域に当たる建築関係の募集。チャンスは突然やってきた。

 越冬隊は出国から帰国まで1年4カ月の長期勤務になる。しかし、半導体工場の建設などで中国や韓国に1年以上出張した経験が何度もあった。今回の南極行きは「妻が『1年半くらいは今までと同じ』と応援してくれたので応募を決意できた。本当に感謝している」という。

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