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草加の彫刻家、芭蕉像原型を市に寄贈 河合曽良像も

河合曽良像のひな型(原型の前段階でつくるもの)を大切にする彫刻家の麦倉忠彦さん=10日、草加市
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 草加市在住の彫刻家・麦倉忠彦さん(82)が制作し、草加の名所として知られる札場河岸(ふだばかし)公園に平成元年3月に設置された「松尾芭蕉(ばしょう)像」。その芭蕉像の命ともいえる石膏(せっこう)でできた原型が12日、市に寄贈される。麦倉さんは「幸い元気だが、高齢ということもあって原型のことをずっと考えていた。平成の初めに完成し、平成最後の年に寄贈するのも何かの縁」と話している。

 麦倉さんは昭和10年に草加市内で江戸時代から続く寺の三男として生まれた。県立春日部高に進学後、彫刻の道に進むことを決心し、東京芸術大美術学部彫刻科を卒業。同大学院も修了した。

 草加はかつて日光街道の宿場町として繁栄し、芭蕉の「奥の細道」にも記述がある。ちょうど元年は芭蕉が門人の河合曽良を伴って江戸を出発して「300年後」で、これを機に発足した市民団体による「芭蕉像をつくる会」から麦倉さんに芭蕉像制作の依頼があったという。

 「自分が抱く芭蕉のイメージだけでつくるわけにはいかないので、制作期間の大半を芭蕉に関する著作の研究などに充てた」と振り返る麦倉さん。ゆかりの地を旅行し、芭蕉が歩いたとされる道にも出かけた。

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