PR

地方 地方

「海上のコンクリ工場」完成 関門港湾建設、新造は国内十数年ぶり 山口

コンクリートミキサー船「関栄」。船首のアームでコンクリを流し込む
Messenger

 国内での新造は十数年ぶりとなるコンクリートミキサー船「関栄(かんえい)」が完成し、建造した関門港湾建設(山口県下関市)が11日、内部を公開した。船内でコンクリートを製造し、護岸や堤防の建設工事で必要な場所にコンクリを直接流し込む。陸側からミキサー車が入れない現場での活躍が期待される。

 関栄は全長66メートル、幅24メートル。コンクリの材料となる砂利や砂のタンク、海水淡水化装置を備える。船首には、コンクリを流し込む専用アーム(長さ30メートル)がある。

 同社はこの日、コンクリを練るサイロや、自動化された操縦室など、一連の製造工程を公開した。サイロ部分は甲板から25メートルの高さがあり、1時間に大型ミキサー車約50台分のコンクリを作れる。

 通常の離島の工事では、台船にミキサー車を乗せ、運び入れる。関栄を使えば、現場で大量のコンクリを作れるので、工期を大幅に短縮できるという。11月に試運転をした後、国内外の工事現場で稼働する。

 同社船舶管理部の吉村行雄理事(50)は「コンクリート工場が、海を動いているイメージ。この規模の船は日本に数隻しかない。災害復旧や国土強靱(きょうじん)化にも役立てたい」と語った。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ