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豊かな来年、弓矢に託す 淡路・伊弉諾神宮で流鏑馬神事

狙いを定めて矢を放つ氏子総代の男性=9日、淡路市多賀の伊弉諾神宮
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 魔を払って来年の豊作や豊漁などを願う伝統の「流鏑馬(やぶさめ)神事」が9日、淡路市多賀の伊弉諾神宮で営まれ、烏帽子(えぼし)に直垂(ひたたれ)姿の氏子総代の男性4人が狙いを定めて矢を放った。

 同神宮の「秋祭本祭」の一環として行われる神事で、江戸時代に始まったとされる。同神宮によると、昭和31年ごろまでは馬上から射ていたが、祭りで使う馬を調達できなくなったなどの理由で、現在は地上から的を狙う形に変わったという。

 この日、本祭の神事が終了した後、氏子総代の男性4人が神宮正門近くに置かれた直径約40センチの的をめがけて、真剣な表情で矢を放った。矢が的に当たると、参拝者らから大きな拍手があがっていた。

 同神宮の本名孝至宮司は「自然災害など異常な事態が続いている。わがままをせず、先祖の功績をたたえ、生きていく力をいただきたいものですね」と話していた。

 秋祭りに合わせ、同神宮内では嵯峨御流淡路司所による華道展が開かれ、富士山を表現した生け花や仏前に供える花など約30点の作品が訪れた人たちの目を楽しませていた。

 香港から旅行で来たユニス・ツァンさん(27)は「繊細で趣深い作品ばかりで面白い。伊弉諾神宮のロケーションにも合っていますね」と笑みを浮かべていた。

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