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九電・佐々木副社長インタビュー リゾート施設も視野に都市開発事業を成長の柱に

都市開発事業への抱負を語る九州電力の佐々木有三副社長
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 九州電力の佐々木有三副社長(65)が産経新聞の取材に応じ、成長の柱と位置付ける都市開発事業について、リゾート施設も含めた幅広い参画を検討していると、明らかにした。九電は、今年2月に都市開発の担当部署を新設し、力を注ぐ。佐々木氏は「九州の浮揚につなげる視点で、街を動かしていきたい」と語った。 (高瀬真由子)

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 担当部署は18人態勢で、新たな案件のリサーチと、(再開発事業者に選ばれた)青果市場跡地の運営に向けた作業をしています。

 福岡市博多区にある青果市場跡地は、三井不動産と西日本鉄道との3社で運営します。子供向け職業体験テーマパーク「キッザニア」などが入ると決まっています。

 福岡空港に近く、今後の発展性を感じる場所です。3社の総力を挙げて、にぎやかさを生み出すよう取り組みます。

 新しい案件では、福岡市の九州大箱崎キャンパス跡地(東区)と、ウオーターフロント地区(博多区)に、非常に高い関心を持っています。

 こうした都市開発は、公募などで開発事業者が決まります。そこで勝つための手段を、考え抜かないといけない。

 まず、戦う相手を知る。それから指揮官から末端まで、意思疎通ができていなければならない。「段取り八分」です。

 都市開発事業にあたっては、九州の役に立つか、そして収益面の双方から見極めて、参画するか判断します。

 商業施設やリゾート、ホテル事業への参入もあり得るでしょう。

 九州の地域活性化、特に観光振興を考えれば、リゾートに注目すべきだと思います。九州には自然や温泉、世界遺産があり、特別な体験を求めるお客さんもいる。そういう人がリラックスできる空間そのものが、リゾートといえる。

 九電が裏方ではなく、都市開発に正面から取り組むのは、これからです。

 九電はこれまでに各地で発電所を造ってきました。そこでは、地権者の理解を得る活動をしてきた。都市開発も同じです。地元や行政と話し合いながら、中身を詰めていく。

 周辺にどんな建物があるか、住民は何を大切にしているか-。現場に行って、そこで人と会い、話を聞くことで、「地域が九電に何を求めているか」を把握する。それが、よりよいものを提案する近道だと思っています。

 九電はエネルギーが生業(なりわい)ですから、電気などの供給について、最新性や高い効率、環境に優しいものを提案したい。

 原発が4基体制に戻り、経営の基盤ができました。ただ、自由化による競争もあり、これまで通りの経営ではやっていけない。街を変えることで、次の九電の姿を、九州の人々に示す。そんな意気込みです。

 九州はポテンシャルがあります。視野を広げて情報収集を進め、経験を積みながら、次の一手を考えていきます。

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