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【妙義点描】ISO感度の上げ下げで別の作品に

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 ごらんの通り、今回は深夜の長時間撮影です。手前に山桜、奥に山並み(金洞山の一部)、空に北極星を中心にした星々-という三段構図で秋の妙義をとらえたものです。

 撮影は昨年の10月30日。撮影モードをB(バルブ)にして午前1時50分ごろから約1時間40分、一晩で2カットくらいしか撮れない労力の要る撮影です。深夜なので構図を決めるのは難儀ですが、昼に決めておくか、その場で車のライトをあてて決めます。

 そんな真夜中の山中で、手前の桜の葉が緑と早めの紅葉となって浮かび上がっているのは撮影中、ストロボの光や懐中電灯をあてているから。1回5秒程度を計3分ほど。コツをつかむまで何度かテストするといいでしょう。

 撮影場所は中之岳駐車場を南に600メートルほど行って幅6メートルほどの道に入り、さらに下った道路沿い。左右に木々が茂っているので大型バスは通れませんが、週末は夜でも結構、車が通ります。撮影中はライトで作品が台無しになることがあるので、平日の静かな夜を選びましょう。満天の星を撮りたいなら晴天の日を。

 使用機材はデジカメに、16~55ミリレンズ。絞り優先のF8でホワイトバランスは太陽光。そしてISO感度は100に。これを上げて長時間撮影すると、明るくなりすぎて失敗します。ただし長時間撮影でないならISO感度を上げても面白いですよ。星は円運動するほど流れませんが、感度を上げるので、より小さな星もとらえ、まさに満天の星空を再現できるはずです。(飯田秀雄)

                   ◇

【プロフィル】飯田秀雄

 いいだ・ひでお 昭和25年、下仁田町出身。日本写真家協会(JPS)会員。JPS展で記念賞ほか入選3回、よみうり写真大賞一般部門で大賞。平成7年に東京で個展を開催、写真集「ひとりぼっちの分校」として出版した。富岡市で写真事務所を経営、県商工会連合会エキスパートバンク講師。

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