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ドジョウすくいをVRで体験 島根大生らがゲーム開発

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 ざるで川底をさらうと石が飛び散り、ドジョウはするりと逃げていった-。島根県安来市の伝統芸能「どじょうすくい踊り」にちなみ、最新のバーチャルリアリティー(VR)技術でドジョウすくいを体験するゲームを大学生と企業が開発。都市部で開かれる島根県PRイベントなどへの出展を目指しており、町おこしにも一役買いそうだ。

 民謡「安来節」に合わせ、「あらえっさっさ~」のかけ声とユーモラスな振り付けでドジョウをすくう踊りはお座敷芸として根強い人気を誇る。

 昨年11月に松江市で「島根」をテーマにしたゲーム開発イベントが開かれ、島根大総合理工学部の長島光太さん(23)らが「どじょうすくい踊りのざるをゲームのコントローラーにしたら、バーチャル(仮想現実)でもリアルな感触が楽しめそう」と徹夜でプログラミング。2日で基本ソフトを作り、発表した。

 これに目を留めたのが、イベント主催者でソフトウエア開発「トルクス」(同県奥出雲町)の山田宏道社長(43)。「ゲームを作り直して売り込みたい」と修正を提案、3次元コンピューターグラフィックスでドジョウや水の動き、風景をさらにリアルに映像化した。

 制限時間内にドジョウを何匹魚籠に入れられるかを競う仕組みだが、一定数を捕まえるとハイスコアが出るように改良。レベルアップしたゲームが今年5月に完成した。

 専用ゴーグルを着け、ざると魚籠を模したコントローラーを両手に持ったらゲームスタート。プレーヤーが腰をかがめたり、手を伸ばしたりする様子は本当にドジョウをすくっているようだ。

 ゴールデンウイークに鳥取県立フラワーパークとっとり花回廊(同県南部町)のイベントでお披露目すると、再現度が高いと大好評だった。地元の安来節保存会も「郷土芸能の魅力を全国に知ってもらうきっかけになれば」と期待している。

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