PR

地方 地方

息吸う瞬間に記憶力低下 兵庫医科大グループ発見 「仕事の効率向上つなげたい」

Messenger

 呼吸で息を吸い込む瞬間に記憶力が低下することを、兵庫医科大学(西宮市)生理学生体機能部門の中村望助教(神経科学)らの研究グループが発見し、国際科学誌「PLOS ONE」電子版に発表した。

 中村助教によると、これまで呼吸が脳の記憶をつかさどる「海馬(かいば)」に影響を与えていることは分かっていたが、具体的にどのように影響するかは分かっていなかったという。

 研究では、20代の男女18人に対してテストを実施。画面に表示された図形の色や形などを記憶し、その後に提示される画像の中に、覚えた図形があるかどうかを答えてもらった。中村助教は呼吸をモニターでチェックしながら、画像を提示するタイミングをずらしたりして、呼吸が記憶に及ぼす影響を調べた。

 すると、画像が提示されてから回答するまでの間に息を吸い始めた場合、それ以外の場合に比べて回答時間が約0・5秒以上遅くなり、正解率も約21%低下した。

 一方、画像提示から回答までの間に息を吐き始めた場合は、回答時間や正解率などに差はみられなかったという。

 中村助教は「難しい課題であれば、記憶力により大きな影響が出るようだ。呼吸が記憶に影響することを知って対策を取ることで、スポーツや仕事のパフォーマンス向上につながるのではないか」と指摘。「今後は、なぜ息を吸う瞬間に記憶力が低下するのか、脳神経科学的に解明を進めたい」と話している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ