PR

地方 地方

10月7日は引き揚げの日 舞鶴市が条例制定、市役所で特別展示も

Messenger

 舞鶴市議会は3日、開会中の9月定例会で、10月7日を「引き揚げの日」と制定する条例案を全会一致で可決した。条例は5日に公布、施行される。制定を記念して、市役所(同市北吸)の1階ロビーで「特別展示」を行う。31日まで。

 「引き揚げの日」の制定は、引き揚げとシベリア抑留の史実、博愛の精神で引き揚げ者を迎え入れた市の歴史を次世代に継承し、平和への意識の高揚を図るのが目的。昭和20年、2100人が乗船した引き揚げ第1船の雲仙丸が入港した10月7日を「引き揚げの日」とし、市は市民と協働し、必要な取り組みを行う。

 今年は舞鶴引揚記念館開館30周年で、舞鶴ユネスコ協会や舞鶴商工会議所など市内20団体が5月、条例制定に向けた要望書を同市に提出。ユネスコの「世界の記憶(世界記憶遺産)」の意義や感動を一過性にしないため、「引き揚げの日」の制定を求めていた。

 同市は7月20日~8月18日にパブリック・コメントを募集したが、意見はなかったため、8月28日開会の9月定例会に条例案を提出していた。

 条例制定について、多々見良三市長は「官民一体となって史実の継承と平和の尊さの発信に邁進(まいしん)してきました。この流れを次の時代に向け、まちぐるみで歩みを進める大きな足がかりとなります」とコメント。同記念館の山下美晴館長は「市民の要望という良い形で制定されたことは、歴史を次世代に継承してゆくことへの後押しとなります」と話した。

 特別展示では、条例の内容や「引き揚げ」、「シベリア抑留」などについてのパネル、引揚桟橋の模型が並ぶ。

 同市議会は3日、災害対策として、高野川から市街地への逆流防止弁の設置費用などを含む一般会計2億4980万円の補正予算案など計23議案を可決・同意し、閉会した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ