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京都・平安神宮で琳派ROCK 「江戸の芸術」「現代の音楽」融合

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 約400年前の江戸時代初期に始まった絵画などの個性豊かな芸術様式「琳派(りんぱ)」と、現代の壁画やダンス、音楽を融合させた公演「琳派ROCK(ロック)」が12日、京都市左京区の平安神宮を舞台に繰り広げられる。総合プロデュースを手がける絵師の木村英輝(ひでき)さん(76)は「京都にしかできないカッコええことを東京五輪の2020年に向けて発信しよう」と意気込む。

 木村さんは京都を拠点に国内外200カ所の壁画を制作し、「キーヤン」の愛称で知られる。五輪憲章には、その国の文化を発信する「文化プログラム」の実施が義務づけられていることから、さまざまなアートのイベントを京都に集結させる文化芸術のオリンピック「アートピック」開催を提唱している。

 琳派は約400年前に本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)と俵屋宗達(たわらやそうたつ)を祖として始まった芸術様式。デザイン性に富み装飾的な作風を特徴とし、木村さんの作風にも通じる。「琳派は京都の町衆(ちょうしゅう)によって育まれた日本初のポップアート。その精神はロック音楽と共通する」と木村さん。両者を融合させて琳派ロックを誕生させ、平成27年12月に琳派400年記念の関連行事のイベントとして初上演を果たした。

 今回が3回目の公演で、平安神宮での開催は初めて。本殿前に設ける特設ステージでは、京都を拠点に活動する歌手やダンサー、狂言師など総勢100人が歌と踊りを披露。木村さんはその最中にポップな壁画を描く「ライブペインティング」を敢行する。

 2000年に仏政府から芸術文化勲章「シュバリエ賞」を授与されたシャンソン歌手の和サブローさんや福島出身のジャズ歌手Yammy*(ヤミー)さん、マイケル・ジャクソンのダンスと精神を継承するMDP Masakiさんらが名を連ねる。さらに、京都で最も古い雅楽団体「平安神宮雅楽会」も特別出演する。

 平成27年の初演には今年5月に亡くなったザ・スパイダースの元メンバーでギタリストの井上堯之(たかゆき)さんらがゲスト出演。昨年5月にはロックギタリストのChar(チャー)さんを特別ゲストに招いて第2回公演を行った。

 木村さんは「たくさんの人に来てもらって成功させ、東京五輪に向けて京都からアートピックをどんどん発信していきたい」と話している。

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