【楽しい川柳 国訛り】宮城 男女の人間関係、いろいろ煩雑
《あんだでば 今さら嫁さ 来いってが》
宮城県 庄子さゆりさん
・アンダデバ…あんたったら。
・来イッテガ…来いって言うの?
〈作者コメント〉
恋愛なんておしょすいバツイチ55才。あだりほどりを気にせず、今さらのこのこと私の前にあらわれてプロポーズするあんだ…なんてことがあったらいいなあと思う淋しい秋です。
恋愛よりも川柳よりも、マラソンが得意な私です。来月はフルマラソンに挑戦します。
〈選者コメント〉
作者コメント中の「オショスイ」は恥ずかしい。「アダリホドリ」はまわりのことです。
私の前にあらわれて、プロポーズするあんたが居ればなあ…と思ってるさゆりさんですが、まあ、いいじゃないですか、たとえ、あらわれなくたって、さゆりさんは他にもやる事があって忙しい方なんでしょう?
川柳やマラソンは自分の思うように出来ますが、新しい男女の人間関係はいろいろ煩雑だと思いますよ。
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では、次のお題は「待つ」とします。
ここは方言川柳のコーナーですから、句には必ずお国ことば〈方言〉を入れて下さい。句についてのコメントを入れて下されば私が色紙を描く参考になるのでありがたいです。(方言研究家、川柳作家)
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投句の〆切は10月11日、次回の掲載は21日の予定です。
次回のお題は「待つ」
本文にもあるように、次回、10月の〈お題〉は「待つ」です。わくわくして待つこともあれば、そわそわしながら待つこともありますよね。方言を句に詠み込んで作句してください。全国どの地方の言葉でもOKです。
投句の送り先は、〒980-0803 仙台市青葉区国分町2の14の18 定禅寺パークビル3F 産経新聞東北総局「楽しい川柳・国訛り」係まで。締め切り10月11日(必着)とさせていただきます。
応募作品が採用された方には紙面に掲載している渋谷伯龍さん描き下ろしの色紙をお送りします。ふるってご応募ください。