PR

地方 地方

【#東北でよかった】宮城 こんな時だからこそ

Messenger

 北海道で震度7を観測した地震の取材で、発生3日後、仙台から飛行機で飛んだ。新千歳空港の土産物店のシャッターは軒並み下りていた。

 農業王国と称される北海道。厚真町を「日本一のハスカップの町」にしようと奮闘してきた農家に話を聞いた。

 ハスカップは道内で古くから群生しているブルーベリーに似た果実。低木に実を付け、個体によって味のばらつきが激しい。この農家は幼い頃から母の農作業を手伝っていた。おいしい実をつける木を「選抜」して、やがて独自品種として確立した。

 裏山が崩れ、土砂が畑を覆った。発生から1週間。農家は「町は地震で有名になってしまったけど、これもチャンスと捉えたい」。観光客向けのハスカップ狩りが行われる来夏に向けて、早くも前を向いた。

 振り返ると、東日本大震災直後には「自粛ムード」が長く世間に流れたように思う。こんな時に旅行してもいいのか、こんな時に外食してもいいのか-。被災地や被災者を慮(おもんぱか)ることはもちろん大切だ。でも、こんな時だからこそ、と考えてみてはどうか。ボランティアや募金だけではない。買い物や観光は経済を回す。それも支援のかたちだ。

 6日間の出張を終えて新千歳空港に着くと、店に明かりが戻っていた。あれこれ買い込んで膨れたトランクは、受託重量基準を超えていた。 (千葉元)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ