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京都学・歴彩館で「東寺百合文書」展 近代によみがえる中世

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 京都市南区の東寺(教王護国寺)に伝えられ、京都府が所有する古代から近世までの古文書「東寺百合文書(ひゃくごうもんじょ)」(国宝)を紹介する展覧会が、同市左京区の府立京都学・歴彩館で開かれている。教科書で紹介されている歴史が、古文書にどのように記録されているのかがテーマ。文書を読むことで歴史上の出来事や人物が浮かびあがってくる。

 これまで府立総合資料館でほぼ毎年開催してきた展示。昨年は京都文化博物館(同市中京区)で公開したが、同資料館の後継として昨年グランドオープンした京都学・歴彩館では初めての開催となる。

 今回は、「中世の古文書が近代によみがえる」として、百合文書のほか明治に始まった百合文書にかかわる研究記録などを東京大学史料編纂所などから借り、前半展示と後半展示あわせて100点を展示する。

 会場の壁に掲示した年表に歴史的事件を追った展示番号を表示。前半は、平清盛の名前が登場する「後白河院庁下文案」(1178年)から南北朝動乱期を描く「太平記」の文字がみえる「法勝寺執事法眼慶承書状」(1377年)までの39点を並べている。

 中には、永仁の徳政令が出された直後の永仁5(1297)年6月、土地の買い主が売り主に対し、売買を示す「地売券」と同時に譲渡したようにみせかける「譲状」も書かせ、徳政令から逃れる工夫を凝らした2通の書状もある。

 後半は南北朝時代から戦国時代までの資料を展示する。同館の担当者は「歴史的出来事が直接伝わる資料は少ないかもしれないが、複数の文書を読むことで、当時の人の息づかいが身近に感じられる資料ばかり」と話している。

 会期は前期は10月9日まで。後半は10月13日~11月11日。休館日は祝日と第2水曜日。入場無料。

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