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「佐野の民話を後世に」 NPO法人理事長が電子書籍化

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 佐野市に伝わる昔話や伝説などをまとめた電子書籍が出版された。「佐野の民話~ふるさとにはドラマがある」で、著者はNPO法人理事長、永倉文子さん(62)。「市内で語り継がれてきた民話を後世に伝えていきたい」。若い世代にも気軽にスマートフォンで読んでもらおうと電子書籍化した。(伊沢利幸)

 永倉さんが民話に興味を持ったのは病気で入院中に読んだ雑誌に掲載されていた昔話。子供のころ祖母が縁側で話してくれた民話を思い出し、改めて市内の民話などを調べ、本にまとめてみようと思い立った。

 佐野商工会議所の電子出版塾を4月から受講。同市の市史や旧田沼、葛生両町の町史、古い民話本なども取り寄せて参考にし、ときには民話の舞台にも足を運び、4カ月かけて完成させた。民話の電子書籍の出版は全国的にも珍しいという。「自宅の近くにも知らなかった民話の舞台があり、改めて深く読んで、『実はこんな話だったのか』という驚きがたくさんあった」と振り返る。

 本書では合併前の3市町で分類。佐野地区は「おしどり塚」「鯉が久保」、田沼地区は「ムカデ退治」「白竜たん」、葛生地区は「鉢の木物語」「観音様のくれた嫁ご」など計20話の民話が集録されている。

 永倉さんは「昔話は古くさくてつまらないものだと思いがちだが、教訓のような話も多い。ぜひ若いお母さんたちも読んでもらい、子供に教えてほしい」と話している。

 インターネット通販大手のアマゾンが運営するサイトで販売。なお、佐野商工会議所は電子出版塾第5期生を募集している。問い合わせは同会議所(電)0283・22・5511。

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