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気仙沼の防潮堤施工ミス 知事「造り直しせず」

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 気仙沼市魚町地区に建設中の防潮堤の一部区間が、誤って設計より22センチ高く建設された問題で、村井嘉浩知事は25日、造り直しをしないという最終的な判断をしたと発表した。

 村井知事は定例会見で「防潮堤は現在施工している形で進めることで早期に工事を再開し、(背後地の)市の土地区画整理事業に影響を与えないよう年度内の完成を図りたい」と語った。住民側の求めるミスの原因と経過、責任と処分には「誠意を持って丁寧に説明したい」とした。

 村井知事は理由について、(1)まちづくりの安全安心の確保が遅れる(2)道路も含めた早期のまちづくりの完成が遅れる(3)造り直しが技術的に難しい(4)入札不調によるさらなる工事の遅れの懸念-の4点を挙げた。追加の費用は、設計、施工業者にも責任に応じた分担を求めると説明した。

 県と市は今月19日、防潮堤の背後にある宅地4街区約1万2500平方メートルの土地区画整理事業で、当初計画よりもかさ上げを実施、費用は全て県側が負担する内容の覚書を交わした。市によると、かさ上げ工事は21日に始まった。

 知事発表を受けて菅原茂市長は「非常に残念。丁寧な説明がなされることに加え、住民の思いを真摯(しんし)に受け止め対応してほしい」とコメント。住民団体「内湾地区復興まちづくり協議会」の菅原昭彦会長は「われわれの要望をくまなかったことは残念。今後については近々内部で協議したい」と述べた。

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