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【ビジネス最前線】ご当地ビールを空き瓶と交換 日光の三本松茶屋、再生の起爆剤に

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 ご当地ビールの製造を始めた観光物産店、三本松茶屋(日光市)が、空き瓶をこのビールと交換するPR活動を展開している。11月30日まで。同社のオリジナルクラフトビール「THE NIKKO MONKEYS(ザ・ニッコーモンキーズ)」を何度でも空き瓶と取り換えられる何とも太っ腹なキャンペーン。その狙いとは…。

 ▼小さな工場を開業

 「地元の素材でお土産になるものを作りたかった」と同社専務、鶴巻康文さん(41)。今年4月、日光宇都宮道路大沢インターチェンジ近くに小さなビール工場「ニッコーブルーイング」(日光市木和田島)を開業した。木造平屋、約170平方メートルに1キロリットルと2キロリットルの貯酒タンク計6基を備える。

 喉ごしが良く、飽きの来ないすっきりとした味わいのプレミアムラガー、高温で発酵させる伝統的な上面発酵でホップの香りが際立つペールエールを中心に製造。日光の天然水、季節限定商品用のイチゴなど地元の素材を原料としている。

 ▼ラベルもポップに

 国内初のクラフトビール「エチゴビール」(新潟市)に関わった「プレストンエール」(上三川町)の元醸造長、菊地明さんの指導を受け、「既存の枠にとらわれない商品を目指す」(鶴巻さん)として未経験者が醸造を担当。従業員の金(キム)奉功(ボンゴン)さん(28)もその一人。「体力のいる仕事だが、面白い。毎日、どんな発酵しているのか観察し、工程のディテールに関わった自分たちが作ったビール」と話す。

 また、「猿は日光を象徴する動物」(鶴巻さん)とブランド名を決め、ポップなラベルデザインは、国内外で活躍するデザイナー、下田昌克さんが担当した。

 ▼地元への誘客狙う

 新たな日光ご当地ビールの知名度向上を狙い、大胆なPR活動を8月からスタートさせた。工場か三本松茶屋で、「ニッコーモンキーズ」の空き瓶(樽生の場合はラベルシール)を中身入りの瓶を交換するキャンペーン。1回買うと、何度でも飲めるシステムだ。

 「お金の使い方を間違っていると言われるが」と苦笑いの鶴巻さん。それでも「生まれ育った奥日光を何とかしたい」。交換は日光に来る必要があり、誘客、リピーター確保のきっかけにしたいという狙いだ。

 「奥日光は人口減少が進むが、シーズンには多くの観光客が来る。このままでは受け入れ態勢がパンク。若者が戻るためには仕事も必要」。過疎化した地元の再生を願い、その起爆剤にしたいとの思いがにじむ。

 ビールは330ミリリットル、680円。交換は、ニッコーブルーイング(同市木和田島1564の4、(電)0288・25・3631)、三本松茶屋(同市中宮祠2493、(電)0288・55・0287)。

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