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多目的医療用ヘリ、来月運航 福島・双葉地域、公立病院設置は全国初

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 東京電力福島第1原発事故からの復興が進む双葉地域で、急患搬送や医療資機材輸送などに当たる多目的医療用ヘリが21日、富岡町の県ふたば医療センター付属病院でお披露目された。10月から同病院を基地病院として運航を始める。県によると、ドクターヘリと異なり多様な用途が可能な多目的医療用ヘリの公立病院設置は全国で初めてという。

 ドクターヘリは生命に関わる重症患者の救急搬送を担うが、多目的医療用ヘリは比較的軽症な患者の搬送や、福島・浜通り地域の病院から高度な治療が可能な病院への搬送、専門医やスタッフ、医療資機材の輸送といった幅広い用途に対応する。ただ装備はドクターヘリと同じ機能がある。

 ドクターヘリのノウハウが豊富な福島県立医大が運航業務に当たり、日中は地域の救急医療の拠点となる同センターに常駐し、夜間は整備のため同医大付属病院の格納庫に収容される。

 双葉郡では昨年春に富岡町と浪江町で一部の避難指示が解除され、住民の帰還が進む。一方で居住者増加を背景に救急病院への搬送件数も上昇し、医療体制の構築が急務。同センターから福島市の同医大付属病院まで従来の救急車移動で約2時間、いわき市の磐城共立病院にも約1時間かかっていたが、ヘリ導入で福島市まで約15分、いわき市には約10分で移動できる。

 同センター付属病院の田勢長一郎院長は「救急車での搬送では急ブレーキなどで患者の容体が悪くなることがあり、不安定。ヘリなら搬送時間も短く患者の重症化を防止できる」と導入効果に期待を寄せた。

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