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仙台警察官刺殺 「前途ある子が…」「無念」 同級生ら献花台で思いはせ

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 仙台市宮城野区の仙台東署東仙台交番で、同交番勤務の清野(せいの)裕彰巡査長(33)=警部補へ2階級特進=が刺殺された事件から一夜明けた20日、同署に設置されている故人をしのぶ献花台には、同級生やゆかりの人々が訪れた。安らかな眠りを祈り、「前途あるやさしい子だったのに…」と思いをはせていた。(内田優作)

 同区の会社員の男性(33)は、清野巡査長が通っていた東北学院高のクラスメートで、予備校も同じだったという仲。「おおらかで優しかった」と性格を語る。事件を知って驚きを隠せなかったが、旧友に花を手向けに足を運んだ。「ここ10年ほどは連絡をとっておらず、警察官になったことも知らなかった。無念という言葉しかない」と声を落とした。

 清野巡査長が小学生から警察官になっても通い続けた接骨院を経営する男性(56)=同市若林区=の姿もあった。「小学校時代、『六郷エコーズ』という野球チームの捕手だった。捕手は特殊な投げ方で、肩に負担がかかるので通っていた」。親も同伴して来院していたため、家族ぐるみの付き合いだったという。

 清野巡査長は東京の大学へ進学し、いったんは会社へ就職した。男性は、宮城県に戻り警察官になったのは「お母さんの体調が悪くなったためではないか」と察している。母親が数年前にがんで亡くなるまで、看病を続けていたという。

 「本人はそうじゃないと言っていたが、お母さんの看病のために宮城に戻ったのだろう。お母さんの病気で会社をどうするか、悩んでいた時期もあった」と振り返る。

 清野巡査長の母親の葬儀で顔を合わせたのが最後となった。「すごく温厚。報道で顔を見たが、お父さんそっくりでね。怒ったところは見たことがない。前途あるこんなやさしい子がね…」と言葉を失った様子だった。

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