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引き揚げ者の姿と苦悩描く 王希奇展「一九四六」舞鶴引揚記念館28日から開催 

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 開館30周年記念特別企画として、舞鶴引揚記念館(舞鶴市平)は28日から、王希奇展「一九四六」を開催する。中国の画家・王希奇氏(58)が遼寧省葫蘆島(ころとう)市からの引き揚げを描いた絵画「一九四六」(縦3メートル、横20メートル)などを展示し、引き揚げの史実の継承などを発信する。12月2日まで。

 作品展は舞鶴市で30日に開催される国際シンポジウム「ICOM(国際博物館会議)舞鶴ミーティング2018」の開催記念事業としても企画された。王氏の作品展示は平成29年9月、城西大学(埼玉県)に次いで国内2回目となる。

 王氏は中国遼寧省錦州市出身で、同省瀋陽市在住。歴史をテーマとする油絵や墨絵を制作しており、引き揚げをテーマにした作品50点を描いている。

 葫蘆島市は第二次世界大戦後、旧満州から100万人以上の日本人が引き揚げた際の出発港で、舞鶴では計43回、約11万2千人を受け入れた。王氏の作品「一九四六」は約3年半かけて制作。黙々と歩む葫蘆島市からの引き揚げ者数百人を描き、人物の表情も細かく描写されている。

 28日午後1時半から、同記念館で、王氏が出席してオープニングセレモニーを開催。王氏は午後2時半から、同記念館でのシンポジウムにも出席する。

 また、葫蘆島市から王力威市長ら6人の代表団が27~29日、初めて舞鶴を訪問。同市には日本人の引き揚げを記録する碑があり、現在、記念館を建設する構想が浮上していることから、舞鶴引揚記念館を視察するという。視察団は王氏の作品展のオープニングセレモニーにも出席する。

 視察団について、舞鶴市の多々見良三市長は「葫蘆島市は引き揚げの全体像を物語るため、重要な位置を占める。引き揚げの歴史、戦争の怖さ、平和のありがたさを伝えたい」と話している。

 絵画展は入場無料だが、入館料大人300円、学生150円が必要。休館日は第3木曜。問い合わせは同記念館(電)0773・68・0836。

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