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宮城・山形・福島3県警が合同災害訓練 大雨被害を初想定

土砂崩れで積み重なった車をクレーンで持ち上げ被災者を救出する訓練に臨む隊員ら=19日、福島県警機動センター(内田優作撮影)
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 宮城、山形、福島の東北南部3県警は19日、福島県警機動センター(福島市)で、約230人が参加して合同災害訓練を行った。平成27年以来、3年ぶりとなった今回は西日本豪雨を受けて、初めて大雨被害を想定した訓練を実施した。

 訓練は、大雨が降った翌日に福島県でマグニチュード7・8、震度6弱の地震が起き、緩んだ地盤が崩れた災害という想定で実施された。現場では隊員が「大丈夫ですか」「今助けますからね」と声をかけながら柱や土砂を除去し、埋まった被災者という設定の人形を救助した。

 土砂崩れに巻き込まれた乗用車から被災者を救助する訓練では、上下に積み重なった乗用車をクレーンで取り払う救助作業を展開、最後に福島県警航空隊のヘリ「ばんだい」が重傷者を上空に吊り上げる「ホイスト救助」と呼ばれる訓練を行った。災害救助に精通する東北管区警察局の広域技能指導官の鋭い視線を受けながら、隊員は真剣な表情で訓練に臨んだ。

 3県警による合同訓練では、これまで地震による被害だけで、大雨被害への対応は想定していなかった。しかし7月の西日本豪雨に同管区から広域緊急援助隊が派遣されたことを受け、「人ごとではない」と大雨を想定した訓練を企画、雨による被害現場で撮影された写真を基に現場を作るなどした。

 企画調整を担った福島県警災害対策課の佐藤克彦補佐は、「現場は一筋縄ではいかない。豪雨災害の経験がない隊員にもノウハウを伝えられるのでは」と期待を寄せた。11月には東北6県警合同の災害訓練が予定されている。

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