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南極観測船「しらせ」が新潟東港に入港 きょうから一般公開

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南極観測船「しらせ」が新潟東港に入港 きょうから一般公開

 海上自衛隊の砕氷艦(南極観測船)「しらせ」が14日、聖籠町の新潟東港に入港し、歓迎式典と報道陣向けの艦内見学会が行われた。15、16日には一般公開される。両日とも午前9時~午後4時。

 しらせは全長138メートル、幅28メートル、排水量1万2650トンで、平成21年に就役。厚さ1・5メートルの氷を砕きながら進むことが可能で、南極の昭和基地へ隊員や物資を輸送している。

 震度7を観測した北海道胆振(いぶり)東部地震では、6~12日まで苫小牧港に停泊し、厚真町や安平町などの被災者に食料を提供したほか、艦内の浴室や休憩室を開放。約760人の被災者が入浴したという。

 新潟開港150周年記念事業の一環として入港した。

 歓迎式典で新潟市の篠田昭市長は「心から歓迎する。市民、県民の南極への関心が高まる」とあいさつ。宮崎好司艦長(49)は「たくさんの方に見ていただいて、南極観測への理解を深めてほしい」と話した。

 一般公開では、艦内見学のほか、南極の石や氷も見ることができる。海上自衛隊舞鶴音楽隊によるミニコンサートも岸壁で開かれる。しらせは新潟東港を17日午前10時に出港し、博多港へ向かい、11月下旬にはオーストラリアから第60次観測隊の隊員らを乗せて昭和基地に向かう。

 県内からも、越冬隊員として大原鉄工所の古見直人さん(50)=長岡市、夏隊員として新潟大農学部の大谷真広助教(30)=新潟市▽同大理学部の豊島剛志教授(59)=同市▽同鉄工所の金子弘幸さん(40)=長岡市-の計4人がしらせに乗り込む。