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新潟市長選告示まで1カ月 財源不足や人口減…課題多く 

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 任期満了に伴う新潟市長選(10月28日投開票)の告示日まで、14日で1カ月となった。現職が不出馬を表明し、新人4氏の争いとなる見通しだ。同市は政令指定都市に移行してから今年で11年となるが、財源不足や人口減少など課題は山積している。

 「『親・篠田』か『反・篠田』が対立軸という話もあるが、それぞれの陣営が方向性を明確にし、市民の選択肢になり得るようなレベルまでにしていただきたい」。3日の定例会見で、4期にわたって市の屋台骨を支えてきた現職の篠田昭市長(70)は、各候補の動きをこう評した。

 中原八一氏(59)と吉田孝志氏(56)は、どちらも自民党に推薦を要請しており、同党は候補の一本化に苦慮している。同党新潟支部長の石崎徹衆院議員は「支部としては、甲乙つけがたいのが現状。9月中旬をめどに全会一致で決められるよう調整している」と話す。

 一方、小柳聡氏(31)には、連合新潟がすでに推薦を決定。国民民主党や社民党、共産党も小柳氏を支援する方針で、事実上の野党共闘の様相を呈しつつある。飯野晋氏(45)には政党の支援こそないものの、北区長を務めた経験などから地元票を集める可能性は十分ある。新人4氏の“四つどもえ”の戦いは、混戦が避けられないようだ。

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 ■立候補予定者の政策と横顔 (五十音順)

 ◆飯野晋氏(45)

 「東京一極集中への挑戦」を掲げ、日本一稼げる農業▽環日本海中心都市へ▽日本一安心・安全が実感できる暮らし▽わが国の防災拠点-を訴える。

 「東京圏へのヒト・モノ・カネの流れを新潟市への流れに」と語る。新バスシステム「BRT」については「市民の足は大事。市民が通勤・通学時に使いやすい公共交通が必要なので改善を図る」と利便性を重視する考えを示している。

                     

 茨城県出身。早大院理工学研究科、米テキサス大オースチン校大学院修了。旧通産省に入省し、通商政策局や原子力規制庁柏崎刈羽原子力規制事務所長などを経て、平成26年に公募で新潟市北区長に就任。今年3月に出馬のため辞任した。父親が新潟市生まれ。

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 ◆小柳聡氏(31)

 新バスシステム「BRT」の見直しや副市長に女性を登用するなどの「市民との対話を軸にした市政運営」、各地域担当の職員を配置する「地域中心のまちづくり」のほか、教育や福祉の充実などを掲げる。

 16年にわたる篠田市政については「大合併でハードの整備が進み、(市の)ポテンシャルは高まった」と評価する一方、「市民感覚と、市政運営にズレも生じている」とも指摘する。

 

 新潟市北区出身。立命館大法学部卒、東大公共政策大学院修了。関西のコンサルティング会社勤務や衆院議員秘書などを経て、平成27年4月の新潟市議選で初当選。市議としては旧民進党系会派に所属していたが、市長選出馬に伴い今月10日に辞職した。

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 ◆中原八一氏(59)

 「インフラは整備されているが、まだまだ拠点性は低く経済活力も乏しい」と市の現状を指摘する。既存・成長産業への支援や、企業団地に企業を誘致するなど、地域経済活性化を政策の前面に打ち出す。

 また、大規模災害などに対応するため、鳥屋野潟(中央区)南部を防災拠点に整備するとしている。新バスシステム「BRT」については、大幅な見直しを検討するとしている。

 新潟市西区出身。明大政治経済学部卒。平成7年4月に県議に初当選し、22年7月から参院議員。国土交通大臣政務官などを務めた。28年の参院選では、野党統一候補の森裕子氏に約2千票差で敗れた。昨年10月の衆院選(比例北信越ブロック)で落選。

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 ◆吉田孝志氏(56)

 新潟空港の民営化▽冬季五輪の誘致▽稼げる農業の確立▽地域主導のまちづくり-などを公約に掲げる。

 新バスシステム「BRT」については反対の立場。「市民の不信感は非常に大きい。一旦立ち止まって再構築する必要がある」と強調する。日本海側の軸となる国際都市「新潟」を目指すとし、「人や情報、モノが集まるイベントをとにかく重ねていく」と訴える。

 群馬県沼田市出身。新潟大大学院修了。民間企業でまちづくりや都市開発事業に従事し、衆院議員秘書などを経て、平成19年に新潟市議に初当選。26年に市長選に出馬し、落選した。趣味はランニング。義父は元衆院議員の吉田六左エ門氏。

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