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静岡の魅力を若い世代にPR 東京ガールズコレクション、来年1月に県内初開催 

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静岡の魅力を若い世代にPR 東京ガールズコレクション、来年1月に県内初開催 

 女子中高生を中心に絶大な人気を誇る国内最大級のファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)」が来年1月12日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡北館で開催される。県内で初開催となり、県と静岡市が共催。10~20代の女性を中心に約7千人の来場を見込んでいる。

 ◆「SDGs推進」掲げる

 静岡市開催のTGCは「SDGs推進 TGC しずおか 2019」と命名され、理念として地方創生とSDGs推進を掲げる。パンフレットなどに使われるキービジュアルには、SDGsの「17の目標」にちなんだ17色を使用。富士山や茶畑、茶葉など静岡らしいモチーフをあしらった。

 運営するTGC実行委員会は「静岡県は多くの企業がテストマーケティングに利用するなど注目されている」と本県開催への期待を表明。「多くの若い女性にTGCを通じてSDGsに興味を持ってもらい、17の目標の中から自分らしいゴールを導いてほしい」と呼び掛ける。

 田辺信宏市長は定例会見の中で「TGCのコンテンツ力、発信力、企画力を活用して若者を引きつけたい。当日はパブリックビューイングを行うとともに、ブースを設けてSDGsの取り組みを紹介する」と構想の一端を明かした。

 本県は若者、特に若い女性の人口流出に悩んでいる。このため、TGCを担当する県総合政策課では若い世代の来県や移住を促す好機とみて、特産品や観光スポットを紹介するブースを会場に設けるとともに、PR動画を制作する。

 さらに本県に割り振られたショータイムで遠州織物や浴衣などを着用してのファッションショーを行ったり、地場産品をふんだんに使ったランチや弁当を提供したりするなどを検討している。全国各地から多くの若者が集まるTGCの場を活用して若い世代に本県の暮らしやすさや自然の美しさ、豊富な食材をアピールする考えだ。

 ◆学生の意見を反映

 平成28年10月に北九州市で開かれた「TGC北九州2016」では、7億円以上の経済波及効果と約10億円の広告効果があったと推計されている。県の担当者は「若い女性がこれほどの規模で集まるイベントは県内にはあまりない。北九州よりも会場のキャパシティは狭いが、5億~6億円の経済効果は期待できるのでは」とそろばんを弾いている。

 県は「TGCしずおか2019」の中で、県が企画する「静岡県ステージ」をプロデュースする学生を募集している。内容は遠州織物や浴衣をPRするファッションショーを軸に検討しており、参加学生の意見を反映しながら企画・運営する。参加資格は県内の大学や専門学校に通う学生であること。希望者は県総合政策課のホームページから参加申込書を入手し、メールやファクスで提出する。締め切りは21日。申し込み・問い合わせは同課(電)054・221・2576へ。

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【用語解説】SDGs

 地球環境に配慮しながら持続可能な社会を実現するため、平成27年に国連で採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称。15年間で達成を目指す世界共通の目標として貧困や飢餓の根絶、質の高い教育の提供、エネルギーの確保、海洋資源の保全など17分野169項目を掲げ、具体的なプロセスや数値、期限を定めている。