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済生会岩泉病院の診察問題で町議会が特別委設置へ

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 岩泉町議会は13日、町が国と合わせて年間約1億3千万円の補助金を支出している済生会岩泉病院の柴野良博院長(65)の診察に問題があるとして、事実関係を解明する調査特別委員会を設置する方針を決めた。柴野院長の参考人招致も視野に入れている。一方、産経新聞の取材に対し、柴野院長は「医療過誤はない」と否定している。

 特別委の設置は同日の決算委員会で副議長も務める野舘泰喜氏が提案、議会運営委員会で了承された。野舘氏は柴野院長が診察で触診や聴診器を当てることもしなかったという2人の高齢者の例を取り上げた。

 1人は89歳の女性で診察翌日に死亡。もう1人は左足の痛みを訴えた76歳の男性で同様の診察を2度受け、3度目に診察を代わった若手医師が敗血症の疑いがあるとして即日岩手医大に転送、手術を受け、ほぼ1カ月後に敗血症で死亡した。いずれも診察に立ち会った親族の訴えだという。

 野舘氏は「院長の診察拒否とも思える行為と補助金使途に疑義があるので徹底究明を要求する」として、特別委の設置と柴野委員長の参考人招致を求めた。

 柴野院長は2つの事例のうち、女性については「分からない」、男性については「カルテを確認したが、私は診察をしていない。医療過誤はない」と説明。補助金の使途には「運営費として使い、適正に処理している」と反論した。

 町議会は14日の9月定例会の本会議で特別委の設置を決め、町から病院側が作成した補助金の実績報告書の提供を受け、内容を調べる。柴野院長の参考人招致も視野に、対応によって補助金のカットを町に求めることもあるという。

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