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閉校前に最後の運動会 那須小と矢板市立西小

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閉校前に最後の運動会 那須小と矢板市立西小

 児童数が減少し、今年度末で閉校する那須町湯本の町立那須小学校で12日、最後の運動会が開かれた。思い出を胸に力いっぱい競技する児童に保護者や住民から大きな声援が送られた。

 明治8(1875)年の開校以来140年以上の歴史があり、昭和30年に現在の校名になった。現在の児童数は40人。来年度から那須高原小に統合される。

 全校児童が披露した「NASU OND」は地域に伝わる那須音頭を、同校卒業生でプロのダンサーや振付師として活動する桜井正勝さん(46)=那須塩原市=がアレンジ。桜井さんは「アレンジを依頼され、小学校の思い出が浮かんだ。今後も児童たちに踊ってもらえたらうれしい」と感慨深そうに語った。6年の田中陽向(ひなた)さん(12)は「みんなで力を合わせ、一つになれた。6年間で最高の運動会」と話した。

 一方、矢板市幸岡の市立西小学校でも最後の運動会を開催。8日に児童たちがまり入れや綱引き、リレーなどで汗を流した。

 同校は昭和47年創立。現在の児童は26人で、矢板小に統合される。全校綱引きでは赤組と白組に分かれて児童たちが懸命に綱を引き合った。また、保護者も児童と一緒に矢板音頭を踊った。

 6年の添谷朱里(あかり)さん(12)は「閉校は寂しいけれど、みんなで協力し、最後の運動会を盛り上げられてよかった」と笑顔。同校卒業生で高校3年の森田一馬さん(17)は「小学校を残してほしかったが、やむを得ない。運動会は懐かしい気持ちにさせてくれた」と運動会を見守っていた。

 根本富士夫校長は「児童たちは、この学校で培ったものを生かして頑張ってほしい」と語った。(伊沢利幸)