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クビアカツヤカミキリ被害、昨年の2倍超 群馬県は対応急ぐ

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クビアカツヤカミキリ被害、昨年の2倍超 群馬県は対応急ぐ

 県環境森林部などは、樹木を食い荒らす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害を受けた県内のサクラやモモ、ウメなどの樹木が昨年の約2・2倍の1510本に上り、範囲は館林市、明和町など県東部を中心に7市町、255カ所に拡大したと明らかにした。被害を食い止めるため、県は対応を急ぐ。

 県は7月11日~8月27日、成虫や幼虫のふんと木くずが混ざった「フラス」を確認する調査を実施。被害を受けた樹木は、太田市では昨年の約33倍、板倉町では約8倍に増えたという。

 クビアカツヤカミキリは中国などが原産で、体全体が光沢のある黒で首の部分が赤いのが特徴。平成24年に愛知県で確認されて以来、生息域を広げ、県内では27年7月に県立館林高校(館林市富士原町)で最初に発見された。環境省が今年1月、特定外来生物に指定した。

 成虫駆除に有効な殺虫剤がないのが現状で、県は成虫が活動を始める5~8月に被害樹木に巻き付けて成虫の分散を防止できるネットの導入を呼びかけるなど、さまざまな対策を講じている。