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中国市場狙いブリ出荷 九経連主導、ブランド強化

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中国市場狙いブリ出荷 九経連主導、ブランド強化

ブリ出荷の式典で握手する中国山東省の自治体幹部(右)と九経連の麻生泰会長 ブリ出荷の式典で握手する中国山東省の自治体幹部(右)と九経連の麻生泰会長

 九州経済連合会は11日、ブランド力の強化を目指す養殖ブリの出荷式典を、中国山東省の自治体幹部を招いて福岡空港(福岡市博多区)で開いた。九経連主導で巨大市場の需要開拓を図り、九州からの農林水産物の輸出拡大に弾みをつける。

 今回出荷されるのは、鹿児島県産の養殖ブリ(1匹約3・5キロ)計約260キロ分。加工せずにケースに入れ、山東省青島の空港に輸送する。威海市に届け、中国の消費者に好まれるかを探る。

 九州農水産物直販(福岡市)が、輸出促進を担う。同社は九経連が呼び掛け、平成27年8月に設立された。JR九州や三井住友信託銀行といった大手企業や、JA宮崎経済連(宮崎市)も出資した。これまでに香港やシンガポール、台湾へ野菜や果物を輸出している。九経連の麻生泰会長は式典後の記者会見で「日本の1億2千万人の市場ではなく、伸びゆく10億人の市場へのきっかけをつくった。勢いづいてほしい」と語った。同席した威海市の幹部は「品質の良い日本の農水産物を中国市場で販売したい」と応じた。

 九経連は30年度の事業計画で、九州農水産物直販を活用した輸出額の目標を、850億円と掲げた。