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茨木・千提寺菱ケ谷遺跡で1体分の人骨発見 隠れキリシタンの埋葬知る資料 大阪

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 キリシタン大名、高山右近(1552~1615年)の旧領地で「隠れキリシタンの里」といわれる茨木市千提寺の千提寺菱ケ谷遺跡で、江戸時代ごろとみられる長方形の穴から頭蓋骨や手足など1体分の人骨が埋葬された状態で見つかった。数百メートル東にある千提寺西遺跡ではこれまでの調査で、江戸時代前後の墓地群が見つかっており、当時の隠れキリシタンの埋葬の様子が分かる貴重な資料になりそうだ。

 市教委が発掘し、長方形の穴は長さ1・6メートル、幅90センチ。頭蓋骨は歯やあごも含めてほぼ完全な形で残っていた。足や腰骨などもあり、足を曲げて寝かせた姿勢で埋葬されたとみられる。骨や歯を分析し性別や年齢などを調べるという。

 江戸時代、キリシタン以外の庶民の墓は遺体を座らせて桶などに納めるのが一般的。寝かせるのはキリシタン特有とされ、同様の墓はキリスト教が広まった長崎などで見つかっている。

 3年前の発掘では、4メートル北側で江戸時代前期(18世紀)の墓から頭蓋骨が出土。今回も含めて十字架などキリシタンに結びつく遺物はなかったが、埋葬方法から、隠れキリシタンの墓の可能性があるという。市教委歴史文化財課の坂田典彦調査員は「十字架などを納めなかったのは、何らかの理由で墓が掘り返された場合でもキリシタンと分からないようにしたのかもしれない」と話す。

 23日午後1時からはシンポジウム「千提寺遺跡群とキリシタン墓」が茨木市東奈良の市立文化財資料館で開催。申し込み不要。問い合わせは同館(電)072・634・3433。

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