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楠公餅30年ぶり復活 観光客やファンに人気 神戸・湊川神社前の老舗

湊川神社前の菊水総本店で復活販売している楠公餅=神戸市中央区
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 今年で創業150年を迎える老舗和菓子店「菊水総本店」(神戸市中央区)が、神戸ゆかりの南北朝時代の武将、楠木正成の功績を伝えるため平成元年ごろまで販売していた餅菓子「楠公餅(なんこうもち)」(1個173円)を復活させた。製法も見た目も当時のままの懐かしい土産として観光客らの人気を集めている。

 楠公餅はつぶあんを黒ごま入りの柔らかい求肥(ぎゅうひ)で包み、表面に焼き色をつけた餅菓子。楠木正成が建武3(1336)年に後醍醐天皇の命を受けて合戦に赴く際に、嫡男の正行に形見として託した小刀に似せて細長い形にしている。

 同店の創業者、吉助は明治元年に神戸で和菓子店を開業。5年に楠木正成をまつる湊川神社が創建された後、氏子総代として貢献したことが評価され、楠木正成の家紋から「菊水」の姓を受け屋号も現在の名前に変更した。

 楠公餅は昭和50年に販売開始。神戸土産として人気を集め、一時は年間約120万個を売り上げたが、洋菓子ブームなどで売り上げを落とし、平成元年ごろに販売を停止した。

 しかし、今年で創業150年を迎えたこともあり、改めて楠木正成の功績を和菓子を通して伝えようと楠公餅の復活を決めた。今年3月から販売しており、湊川神社を訪れた観光客や楠木正成のファンの間で人気を集めている。

 菊水総本店の堀木利則代表は「楠木正成公に思いをはせながら懐かしい味を楽しんでもらえれば」と話している。

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