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島根・月山富田城跡の整備終わる 「馬乗馬場」一般公開へ 

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 全国屈指の規模を誇る山城・月山富田城跡(島根県安来市広瀬町)で、「馬乗馬場(うまのりばば)」と呼ばれる山麓の曲輪(くるわ)の整備が終わり、草木に隠れていた平坦(へいたん)面や斜面の石垣などが姿を現した。10日から一般公開される。

 馬乗馬場は、富田城の北部斜面にある尾根(標高約50メートル)を長さ約120メートル、幅20~10メートルにわたり削って造成した平坦面。ふもとの城下町を挟んで敵陣と最も近くで対峙(たいじ)する重要な役目を果たしていた曲輪だったとみられる。しかし、長年にわたって人の手が入らず、雑木や雑草などに覆われて全く存在が確認できない状態になっていた。

 このため、同市教委が平成27年度から進めている城跡整備事業の一環で、今年度は馬乗馬場一帯の草木伐採をはじめ、柵やベンチの設置、遊歩道の整備などをおこなった。

 整備事業に先立ち28、29年度に実施した発掘調査では、花崗(かこう)岩を使った野面積みの石垣が、曲輪の尾根斜面に築かれているのを確認した。技術水準から、1600年前後の文禄・慶長年間の頃、当時城主だった吉川広家による築造と推定。ふもとの城下町から見えない尾根の奥側には、石垣が築かれていなかった。

 調査に当たった市教委文化財課の舟木聡主幹は「富田城が持っていたスケールの大きさを、より感じてもらえそう」と話している。

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