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池田市、忍者でまちおこし 昔の地名に「甲賀」 職員50人特訓中

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 忍者パフォーマンスでまちおこしを図ろうと、池田市が、市職員による「忍者集団池田甲賀衆」を立ち上げた。総勢約50人で、市内に忍者の里として知られる滋賀県甲賀市に似た「甲賀谷(こかたに)町」という地名がかつてあったことから、「池田にも忍者がいた」と想定。訪日外国人にも人気の忍者姿で観光客をもてなすため、職員らは言葉遣いや所作を特訓中で、11月3日のデビューを目指す。

 「手をふらないで歩くのが『ナンバ歩き』。骨盤の前に手を置いて歩くと、そうなります」「抜刀して構え、そして納刀する。メリハリをつけてください」

 「池田甲賀衆」となる市職員が受けている研修。歯科医師で時代劇の演出も手がける市内在住の大内千里さん(52)が講師を務め、伝統的な「ナンバ歩き」や木刀の使い方を丁寧に指導している。

 忍者は言葉遣いも重要で、大内さんは「現代のように語尾を伸ばしたり上げたりする言い方は絶対にしない」と強調。語尾に注意して「おはようござりまする」と話す訓練もさせた。

 忍者は海外でも人気が高いことから、倉田薫市長が市を売り出すツールになると着目。4月に池田城跡公園で開かれた祭りで、プロによる忍者パフォーマンスを披露したところ、人気を集めた。市内には戦中まで甲賀谷町という地名があり、室町から戦国にかけ豪族の池田氏が市域を支配したことから、「池田氏に仕えた忍者がいた」という仮説を立てて忍者集団の育成に乗り出した。

 希望する市職員を募ったところ、約50人が集まり、大内さんが講師を務める研修が7月にスタート。今月27日まで10回にわたり、言葉遣いや所作、殺陣(たて)などを学び、文化の日の11月3日に池田城跡公園で、忍者姿で登場する。

 研修を受けた女性職員(28)は「忍者になりきるのが非日常的で、すごく楽しい」と話す。市職員のとりまとめ役の環境部次長、吉村寛(ひろし)さん(53)は「訪日外国人や市内外の人たちに楽しんでもらいたい」と意気込んでいる。

 忍者の里として知られる滋賀県甲賀市や三重県伊賀市では、市職員が忍者姿で公務にあたることがあるが、職員によるパフォーマンスはしていないという。

 11月3日の本番では、忍者姿で殺陣などを披露するのが目標だが、それができなくても観光客と話したり記念写真を撮ったりすることは可能。大内さんは「殺陣までいけるかどうかわからない。まずは観光客に声をかけられても素の自分が出ないよう臨機応変に対応してほしい」という。

 市の担当者は「将来は職員以外の市民にも『池田甲賀衆』に参加してもらい、さまざまなイベントでパフォーマンスを披露してもらいたい」と期待している。

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