PR

地方 地方

三菱重工業、欧州の高級フェリー参入へ

Messenger

 三菱重工業がクルーズに使われる高級フェリーの欧州市場に参入することが分かった。課題である造船事業再建の柱にしたい考え。下関造船所(山口県下関市)と長崎造船所(長崎市)の生産設備を増強し、欧州からの受注にも対応できるようにする。

 三菱重工が全額出資する三菱造船(横浜市)の大倉浩治社長が、共同通信のインタビューで「われわれは欧州を向いている。(高級フェリーの)価格や性能面で欧州勢に勝たなければならない」と述べた。

 高級フェリーは「ロパックス」と呼ばれ、人と貨物を同時に運ぶだけでなく、豪華な内装が特徴。クルーズが人気の欧州ではさまざまなタイプが運航している。三菱造船は、設計や施工で技術力を生かせば需要を取り込めると判断した。

 既に欧州で受注活動を進めており、早期の成約を目指す。

 現在、国内向けのフェリーなどを造っている下関造船所の生産体制を効率化する。液化天然ガス(LNG)運搬船などを手掛ける長崎造船所でも、平成32(2020)年度をめどにフェリーが造れるようにする。

 アジアの高級フェリー市場への将来的な参入も、視野に入れている。

 三菱重工業は多額の損失を出した大型客船事業から事実上撤退し、造船事業の立て直しを急いでいる。

 30年1月に商船の事業を分社化して三菱造船を設立。

 29年度に千数百億円だった事業規模を、10年後に2千億円とすることを目指している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ