PR

地方 地方

台風21号 公立542校で授業打ち切り 行事の中止・延期相次ぐ 埼玉

Messenger

 「今年最強レベル」といわれる台風21号の影響で4日、県内も強風が吹き荒れ、公立学校(休校を除く)1425校中542校で授業が打ち切られ、同日に予定されていた行事の中止・延期が相次いだ。強風の影響で3人が負傷した。上田清司知事は定例会見で、「いざというときの体制はとれるようにしたい」と警戒を強めていた。台各自治体も対応に追われた。

 県では4日、「県ドクターヘリ運航10周年記念式典」、県教育委員会の不祥事根絶に向けた「臨時課所館長・校長会議」などが予定されていたが中止となった。公立幼稚園47園中15園でも帰宅時刻を早めた。

 羽生市では、市内の14小中学校が給食後、午後の授業を打ち切った。戸田市では、市内の中学校6校に対し、通常午後4時ごろから始まる部活動を中止し、生徒を帰宅させるよう指示した。越谷市内に45校ある公立小中学校は同日、「越谷市学校防災の日」として、保護者による児童・生徒の引き取り訓練が実施される予定だったが中止した。

 県消防防災課は「情報連絡室」を設置し、対応に当たった。8月末には各市町村に台風への対策を呼びかけていたという。同課によると、ときがわ町、秩父市、熊谷市などで市役所や公民館などを自主避難所として開設。ときがわ町、秩父市で単身の高齢女性ら数人が避難した。

 加須市でも浸水を心配した市民からの要請を受け、大越公民館に避難所を開設。1世帯3人が自主避難した。一晩避難する予定という。

 同課によると、4日午後9時現在で、桶川市の女性(74)が強風で飛んできたトタンにぶつかって額から出血するなど3人が負傷した。東松山市と朝霞市、滑川町など900世帯で停電があり、入間市など5市で8件の倒木被害が報告された。倒木被害はさいたま市内でもあった。日本道路交通センターによると、倒木や強風により、秩父市の国道140号、東松山市の国道254号の一部が通行止めとなった。高速道路も東北道、関越道、圏央道の一部で速度規制が行われた。

 強風による農作物への被害も懸念されるが、県農業支援課によると、台風の予報を受け、先週末に急いで刈り取りを終えた米農家もあるという。

 一方、県内を通るJRや私鉄各線は大雨や強風が帰宅ラッシュの夕方にぶつかり、列車の遅延が相次いだ。JR高崎線、川越線、八高線は運転を見合わせた。新座市の男性会社員(32)は「前回の台風よりも勢いがはるかに強い印象。電車も遅れていて、ホームに人がたまっていた」と話した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ