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【ちば人物記】アトピー治療の記録や情報交換の無料アプリ開発 Ryotaro Akoさん

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【ちば人物記】
アトピー治療の記録や情報交換の無料アプリ開発 Ryotaro Akoさん

 当初は3カ月程度でできると思っていたが、「新しく学ぶことが多くて、大変だった」と振り返る。開発開始から製品のリリースまでには想定の倍以上となる7カ月を要したが、「妻の助言やママ友とパパ友に(試作の)モニター版を使ってもらって感想を聞き、助けられた」と打ち明ける。

 アプリには配慮が随所に見られる。カメラで患部の画像を撮影しても、アプリ上には画像が残るが、スマホ本体には残らないようにした。

 「スマホのアルバムには旅行などの画像も多い。そうしたプライベートの画像を友人に見せるとき、患部の画像を間違って見せないように配慮した」と話す。

 手や顔などの部位に加え、薬やクリームなど9つのカテゴリーでの検索、赤みやカサカサなど症状での検索、治療経過が一目で分かる画面にも工夫を凝らした。気軽に使ってほしいために無料で配信することも決めた。そうした点が評価され、7月25日のダウンロード開始から約1カ月で約1200人が利用。今も増えている。オンラインスクールのアプリ開発コンテストでは最優秀賞も受賞した。

 「症状がひどいと外出しなくなって、1人で悩み続ける人も多い。アプリでつながった人に相談して気持ちが軽くなるだけでも開発者としてうれしい」

 気軽に使ってもらう一方で、今後は継続的に使ってもらうために、研究機関と提携、遠隔診療の仕組みを応用したシステムなどでアプリの改良も模索する。

 「ユーザーを増やし、ユーザーの意見を聞きながら、より良いものにして、アトピー患者の役に立ちたい」と語った。(永田岳彦)

                   

【プロフィル】リョウタロウ・アコウ

 昭和54年、神奈川県出身。慶大院修了後、公認会計士試験に合格。大手監査法人勤務を経て、現在は再生可能エネルギー開発企業で財務経理・内部監査などを担当。昨年の第3子誕生を機に育児休暇を取得し、7カ月かけて、アトピー治療の記録や患者同士の情報交換に役立つiPhone用無料アプリ「アトピヨ」を開発した。