PR

地方 地方

楠木正成ら題材の復元絵馬、12月4日に湊川神社奉納 大阪

Messenger

 ■楠公さんを尊敬する人々の思い未来に

 加賀田神社(河内長野市)で見つかった南北朝時代の武将で「楠公さん」として知られる楠木正成らを題材にした絵馬の復元計画について、完成品が12月4日に正成を祭る湊川神社(神戸市中央区)に奉納されることが決まった。関係者は「楠公さんを尊敬される方々の思いを、未来に伝えていきたい」と意気込む。

 絵馬は加賀田神社で平成26年から28年まで行われた保存修理工事の過程で発見。正成と嫡男・正行父子の別れを描いた「桜井の別れ」を題材にしたものとみられ、明治15(1882)年の本殿大修理完成記念として氏子らにより奉納されたという。

 復元計画は加賀田神社が中心となり、正成の魅力を「地元だけでなく全国へ発信しよう」として進められてきた。復元される絵馬はオリジナルと同じ幅約1・9メートル、高さ約1・2メートルの大きさ。材質は杉が使われている。資金はクラウドファンディング方式で4月から7月に募集。府内だけでなく、東京や神奈川などからも目標額の300万円を超える約340万円が集まった。

 彩色では牛の皮から作ったニカワと顔料を混ぜて絵の具とし、エメラルドグリーンや鮮やかな青色、朱色などを使った極彩色の仕上がりとなる見込み。復元を担当する「天野山文化遺産研究所」(河内長野市)は「化学薬品の入っていないニカワを使うことで、安定した状態のまま絵馬の色を残せる」と解説している。

 同研究所によると、オリジナルの絵は明治期に現在の奈良県五條市を拠点に活動した絵師・大西安太郎の手による可能性が高いという。加賀田神社の田中義光宮司(79)はクラウドファンディングの結果を踏まえつつ「楠公さんを尊敬する人々が、これだけ多くいることが証明された。その方々の思いを未来に伝えていければ」と語った。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ