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シンガー・ソングライター、高橋優さん「秋田の良さ知ってほしい」

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 ■来月、田沢湖生保内公園野球場でフェス

 横手市出身のシンガー・ソングライター、高橋優さん(34)が県内で毎夏、行っている野外ライブ「秋田CARAVAN MUSIC FES」が9月1、2日、仙北市の田沢湖生保内公園野球場で開かれる。「秋田の良さを多くの人に知ってほしい」と始めたフェスは3年目。10月に新作の発表を控え、心機一転でフェスに臨む高橋さんに抱負を聞いた。 (藤沢志穂子)

 「秋田の皆さんにいろんな人を見てほしいし、出演者の皆さんにも秋田を知ってほしい」

 ◆ブックレットを企画

 今回のライブにはCHEMISTRY 、Little Glee Monster 、ORANGE RANGEなどが登場する。

 横手市、由利本荘市と続いてきたフェスは今回、秋田新幹線の停車するJR田沢湖駅から徒歩圏内の会場で開催。JR東日本は昨年に続き臨時列車を増発、車内では高橋さんによるアナウンスや楽曲が流れる。

 高橋さんは県の「あきた音楽大使」も務め、県観光戦略課は昨年に続き、高橋さんが開催地を巡るブックレットを企画。高橋さんが3日間、仙北市内をルポした内容をもとに制作、6月から県内を中心に無料配布されているが、品薄の状況だ。「僕のファンが参考にして、あちこちを『聖地巡礼』のように回ってくれている」という。

 紹介されている角館のパン店「ルーシーカンパニー」には、すでに全国からファンが詰めかけている。人気は製パン担当の鈴木翔さん(34)が作る「かくのだてバーガー」だ。

 ◆感じた「もどかしさ」

 「僕と同世代の鈴木さんとは(秋田を)盛り上げたい、楽しんでほしいという思いが共通していた。そんな人と出会えて友達になれるのはうれしいし、フェスをやっていく上での励みになる」。同店はフェス会場にも出店する予定だ。

 ルポで高橋さんが感じたのは「もどかしさ」。

 「おいしいものや楽しい場所がたくさんあるのに『何にもない』で済まされている。知らなかった自分が悔しい。秋田が衰退している理由が『知らない』だけならもったいない」

 県内の高校を出て北海道の大学に進学、すぐに秋田を懐かしむようになった。「大都会の札幌で、秋田は、横手は、いい町だったと気がついた。開発されていない自然の『匂い』がたくさん。加えてご近所や家族のありがたみがあった。その良さを知ってほしいと考えたことがフェス開催につながった」と振り返る。

 10月に発表する新作「STARTING OVER」。「今年でデビューから8年、次のステージに向けて再出発したい」との思いを込めた。フェスでも収録曲の一部を披露する。

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