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【信州人】小諸市地域おこし協力隊・石川実さん(43) 築100年の商店購入、交流の場に

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 昨年、小諸市の荒町地区にある築約100年の「旧山崎長兵衛商店」を買い取りました。外観はモルタルの石造り風ですが、中を見ると日本家屋の作りになっていて、一目惚(ぼ)れでした。この場所を地域の交流場にしようと、建物の改修をしながら、店内で出店するテナントを募集しているところです。

 横浜市の出身で、東京の携帯電話会社に20年ほど勤務しました。40歳を過ぎて将来を考えたとき、見つけたのが地域おこし協力隊だった。面接の前に一度、小諸に足を運びました。そこで目に入ってきたのは、古い家が残る町並み。「ここならやっていけそうだ」と応募し、平成29年4月に移住しました。

 その後まもなく、小諸に来るきっかけともなった旧山崎長兵衛商店が急遽(きゅうきょ)、取り壊されるとの話を耳にしました。地域おこし協力隊の任期が満了するときまで建物が残っていたら、「何かやろう」と思っていたので、慌てて近所の方たちに相談して回りました。

 「強い思いがあれば自分で運営したらいいのでは」と声をかけてもらい、知人の協力も得て昨年7月、3500万円で購入し、再興プロジェクトが始まった。

 建物は、延べ床面積約800平方メートル。10年以上は空き家状態だったそうで、掃除に2~3カ月費やしました。

 ようやく昨年12月に、クラフト作品や加工食品の展示販売を開催しました。大変好評で、1日200人くらいが訪れた。その後も、何回か販売会を重ね、徐々に人が集まるようになってきました。7月からは定期的に弁当や総菜などを販売するマルシェを開催しています。

 将来的には、商店内に飲食店を入れ、この建物や地域の歴史を紹介する博物館や、宿泊施設としても使えるようにしていきたい。小諸も町の規模は縮小してしまっていますが、町の人だけではなく観光客が集まるようにし、ここ荒町地区がにぎわってほしいと願っています。 (久保まりな)

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