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「心一つ」勇壮な演奏を 大田原「与一太鼓」あす25周年記念公演

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「心一つ」勇壮な演奏を 大田原「与一太鼓」あす25周年記念公演

 大田原市を拠点に演奏活動を続けている和太鼓グループ「与一太鼓」(平山文夫会長)が結成25周年を迎えた。大小の太鼓で勇壮な演奏を響かせ、源平合戦で活躍した弓の名手で、同市ゆかりの武将、那須与一のように全国大会でも活動してきた。同市ピアートホール(同市堀之内)で25日、記念コンサートが開かれる。

 与一太鼓は平成5年7月に大田原に新しい伝承文化を築こうと発足。現在の会員は小学生から大人まで約60人。那須与一伝承館(同市南金丸)を拠点に練習や演奏活動を続けている。

 同グループのオリジナル12曲は全て旧黒羽町(大田原市)出身の作曲家、藤田正典さんが手がけた。「与一太鼓5楽章」は市内に残る与一の5つの伝承を基に、与一の幼少時代から扇の的を射落とした屋島の戦い(1185年)までの物語をテーマに創作。「那須野が原3章」は過去・現在・未来を表現したという。

 平成7年に第1回全日本太鼓フェスティバル(石川県輪島市)に出演。10年の長野冬季五輪では入場行進曲の一部に与一太鼓の演奏が採用された。16年には東京国際和太鼓コンテストで最優秀賞に輝いた。

 発足当時からのメンバー、平山会長は「練習場の確保など苦労もあったが、25周年を迎えることができた。みんなで音を一つにして、感動してもらえるよう頑張りたい」と話す。

 コンサートは午後1時開演。直径1・6メートルの「五尺太鼓」や長胴(ながどう)太鼓などを使い、5曲を披露する。地元の「黒羽太鼓」も出演。入場料無料(整理券必要)。問い合わせは大田原市教育委員会文化振興課(電)0287・98・3768。(伊沢利幸)