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「エンタメで街の魅力発信」 横須賀市長、進次郎氏と

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「エンタメで街の魅力発信」 横須賀市長、進次郎氏と

 かつて軍都として栄えた横須賀市の上地克明市長(64)が、地元選出の小泉進次郎衆院議員とともにエンターテインメントによる街の魅力発信に取り組んでいる。新人ミュージシャンの発掘オーディションや、スマートフォン向けゲームのイベントなどを相次いで誘致。多くの地方都市と同じように人口減少に悩む市を再び活性化させようとしている。

 「人生を楽しもうという人たちが集まる街にしたい」。音楽大手「ユニバーサルミュージック合同会社」の協力を得て開いた4日のオーディション。上地氏が集まった約250人に開催趣旨を訴えると、ゲストとして参加した小泉氏は「大事なメッセージだ」とエールを送った。

 オーディションには全国から127組が応募。優勝し、同社のバックアップの下で自らの楽曲を配信する権利を得た群馬県在住の星野秀翔さん(16)は「海や自然があって住みたいと思った」と市の印象を語った。

 1990年代初めごろには43万人だった市の人口は今年2月に40万人を下回り、減少傾向が続く。現役バンドマンで、タレントの上地雄輔さんの父親でもある上地氏は昨年6月、小泉氏の支援を受けて初当選。二人三脚で「エンターテインメントによるまちづくり」を進めてきた。

 市の働き掛けにより、世界3都市で今年開かれる「ポケモンGO」のイベント開催地に、ドルトムント(ドイツ)、シカゴ(米国)とともに選ばれた。東京湾唯一の無人島・猿島では、9月8日までの毎週土曜日、音楽や踊りを楽しむ催しを開催中だ。

 市幹部は、相次ぐイベント実現の背景を「進次郎さんの地元ということで企業側が前向きになってくれる」と打ち明ける。

 現在は、隣接する横浜市とイベントの共同開催も調整中。両市間のアクセス向上のため、政府に要望し、30年間中断していた国道の延伸工事を再開させた。

 市長就任から1年。小泉氏は「まだまだ横須賀のポテンシャルを活用し切っているとは言い難い」と指摘。映画のロケ誘致なども提案している。