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【かながわ美の手帖】彫刻の森美術館コレクション展 「彫刻-ムーアとロッソを中心に」

ムーア「3つの立っている像」(手前、1953年、ブロンズ、高さ77・5×幅72・5×奥行き32・0センチ)やロッソの作品など計23点の彫刻を展示している=箱根町(外崎晃彦撮影)
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 ■写実から抽象表現へ 巨匠らの新たな挑戦

 野外彫刻の第一人者として名をはせたヘンリー・ムーアと、彫刻界の「知られざる巨匠」として根強いファンを持つメダルド・ロッソについて、箱根町の彫刻の森美術館が収蔵作品を紹介するコレクション展「彫刻-ムーアとロッソを中心に」を開いている。写実主義から抽象表現に潮流が移る20世紀初頭、彫刻の新たな表現に挑んだ2人の作品を中心に、計23点の小・中型彫刻を屋内展示している。

 ◆大型作品の“原点”

 ムーアは野外展示向けの大型彫刻の制作に当たって、まず両手で持てるほどの小型彫刻を作り、それを段階的に拡大したという。その過程でできる複数の小・中型彫刻も、それぞれが独立した作品となっている。

 会場では、高さ10センチ程度の「膝から上の女」などの小型作品や、横幅1メートル未満の「着衣の横たわる像」などの中型作品を展示しており、ムーアの著名な大型作品の“原点”を知ることができる。

 彫刻「ひざに子供を抱く母」が、ムーアの芸術に対する考え方を象徴している。衣服や靴は着用させずに装飾を極限までそぎ落とし、大まかな造形だけで表現しているのだ。

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