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西郷隆盛も才覚認めた津田出の史料92点寄贈の大西さんに和歌山市長が感謝状

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 明治時代に和歌山藩の藩政改革などに影響を与えた和歌山出身の津田出(いずる)(1832~1905年)にまつわる史料が和歌山市立博物館(同市湊本町)に寄贈され、17日、寄贈者の古美術商、大西勝さん(67)=紀の川市在住=に和歌山市の尾花正啓市長から感謝状が贈られた。

 津田は、陸奥宗光とともに藩政改革を実行。プロイセンの下士官、カール・ケッペンを招き、藩政改革の一つで行ったドイツ式の軍政改革は日本陸軍の近代化にも大きく貢献した。その才覚から西郷隆盛が新政府の中枢に据えようとしたといわれる。作家、司馬遼太郎は著書で「天才的な経綸(けいりん)家」と評した。

 大西さんは、今春、仕事で和歌山市内の旧家に訪れたところ、大量の史料を発見。多くの市民に知ってもらおうと、寄贈を決めた。

 津田が当時の藩主・徳川茂承(もちつぐ)の功績をたたえた「詠徳川中納言(とくがわちゅうなごんをえいず)」や津田の弟で初代和歌山県知事の正臣(まさおみ)が県内の名所について書いた漢詩「津田正臣詩書屏風」など計92点。同館の佐藤顕学芸員によると、「現代にこれだけ多くの史料が出ること自体が貴重」という。

 感謝状の贈呈式では、尾花市長が「明治維新150年の節目の年に、貴重な史料をいただき、お礼を申し上げたい」とあいさつ。大西さんは「市民が和歌山に偉人がいたことを知り、誇りを持ってもらえるきっかけになれば」と話した。

 同館では11月にも関係史料の展示を予定している。

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