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盆の終焉告げる送り火 土庄・長勝寺で灯籠流し

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 香川県土庄町長浜にある小豆島霊場70番札所・長勝寺で15日夕、近くの浜辺で先祖らの魂を弔う盆の最後の行事、灯籠流しが行われた。

 灯籠流しは送り火のひとつ。同寺では小豆島北部にある長浜漁港近くの砂浜から毎年、檀家(だんか)やお遍路さんの申し込みに応じて用意した灯籠舟(縦、横各15センチ、高さ20センチ)を流している。

 今年は約230基の灯籠舟を、関係者が1基ずつ砂浜から手渡しして波に浮かべた。砂浜には送り火として並べて灯されたロウソクが揺らめく中、同寺の土山悠勝住職が経を唱えて送られる死者を回向(えこう)した。

 この日は小雨だったが波は穏やかで、山からの風に押されて沖へ進む灯籠舟の灯火が暮れ行く青白い海に浮かび、幻想的な風景を醸し出していた。

 砂浜や防波堤から約90人が見守り、住職と経を唱和したり、手を合わせたりしてそれぞれの思いで見送っていた。

 20年以上前、高校を卒業したばかりの娘を亡くしたという後田将満さん(76)は「父母や先祖だけではないので亡くなった家族への思いは強い。気持ちの安らぐ行事を子供たちも受け継いでほしい」と話していた。

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