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ヘリ墜落 「到着報告」、県など詳細の明言避ける 東邦航空「申し訳ない気持ち」

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 搭乗員9人が死亡した県の防災ヘリコプター「はるな」の墜落事故から、17日で1週間。国土交通省に提出した飛行計画とは異なるルートでヘリが飛び、捜索活動の開始に遅れが生じていたことが判明した。一方、犠牲者の知人や関係者は悲しみに暮れ、献花台に花を手向ける人は絶えない。16日の通夜、葬儀・告別式では多くの弔問客が訪れ、早すぎる死を悼んだ。 (吉原実、住谷早紀)

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 ヘリが墜落した可能性が浮上した時間帯に、「(帰投先の)ヘリポートに到着した」と事実とは異なる報告をした上、飛行ルートと飛行計画が異なっていたことが判明したのを受け、県幹部と東邦航空(東京都)の社員の計4人は16日、県庁で1時間以上にわたって報道陣に説明したが、国への報告に向けて調査中だとして、詳細については明言を避けた。

 衛星利用測位システム(GPS)を使用し、ヘリの位置を確認できる「動態管理システム」が作動していないと、県防災航空隊が気付いたのは10日午前10時40分。その後は、関係機関に対して必要な連絡を行っていた。その最中、県に派遣されている同社の機長で、当日の運航管理を担当していた60代の男性隊員が「ヘリポートに到着した」と報告した。

 同社運航部の有吉衛部長は、隊員が到着していないと認識しながら、事実とは異なる報告をしていたと認めた。

 隊員は、飛行計画を国に伝える役割も担っており、予定されていた実際の飛行ルートと計画に食い違いがあることも認識していたという。

 同社は今年2月、上野村で昨年11月に発生した別のヘリ墜落事故を受け、国から事業改善命令を受けている。有吉部長は「申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と答えるのがやっとだった。

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