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平和願い、東北各地で追悼 「若い世代も頑張りたい」

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 73回目を迎えた15日の終戦の日。東北各地でも平成最後の夏、戦没者を追悼し、平和を祈る式典が行われた。「平和のために自分たちの世代も頑張りたい」-。戦災の記憶が遠くなっていくなか、次代を担う世代に鎮魂と平和への願いは受け継がれていく。

 仙台市の県護国神社では「英霊奉謝祭」が開かれ、戦没者の遺族ら約130人が参列して鎮魂の祈りをささげた。同神社には県出身の戦没者5万6092柱が祭られている。式典では鎮魂のための舞が奉納され、正午には、全国戦没者追悼式に合わせて参列者全員が黙祷(もくとう)をささげた。

 先の大戦で叔父を亡くした仙台市若林区の斎藤孝太さん(76)は「国のためにやむをえず戦地へ行き、亡くなった方が大勢いる。英霊のおかげで今の幸せがあることを忘れてはならない」と話した。

 親子で訪れた名取市の高校生、大友聖さん(16)は「戦争は二度とあってはならない。歴史を勉強し、平和な社会を作っていけるように自分たちの世代も頑張りたい」と語った。

 盛岡市の岩手護国神社でも戦没者追悼平和祈願祭が開かれ、遺族ら約300人が参列。尺八での「海ゆかば」の奉納や、戦没者の名前を記した火焚串(ひたきぐし)を燃やす神事で、3万5800余柱の御霊(みたま)の冥福を祈った。

 盛岡市の元市議、佐々木弥一さん(83)は昭和18年12月、海軍の1等兵曹だった父の四郎さん=当時(35)=を亡くした。乗っていた輸送船が敵潜水艦の魚雷で沈没したという。「遺骨や遺品もない」と戦争の残酷さを嘆き、「新しい時代に変わっても、戦争を起こしてはならないことを伝えていかなければならない」と訴えた。

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