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知人ら突然の死悼む 防災ヘリ墜落で献花台 群馬

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 搭乗員9人が死亡した県の防災ヘリコプター「はるな」の墜落事故を受け、犠牲者が所属していた吾妻広域消防本部(東吾妻町)、県防災航空隊の拠点がある群馬ヘリポート(前橋市)、県庁では献花台を設置。知人らが花を手向け、突然の死を悼んだ。

 県防災航空隊に派遣されていた岡朗大(あきひろ)さん(38)を含む職員6人が犠牲になった吾妻広域消防本部では13日に献花台を設置。14日は朝から、本部前の白いテントの下の献花台に、知人や地元の住民らが花を手向けた。

 家族3世代で訪れた東吾妻町の新井恵一さん(66)は「消防本部の裏に住んでいたので、訓練している様子をよく眺めていた。家族ぐるみの付き合いがあり、孫に消防自動車を見せてくれるなど優しい人ばかりだった。亡くなってしまったなんて、現実とは思えない」と話した。

 嬬恋村の保険業、熊川江梨子さん(53)は「普通ならセールスに行ったりすると嫌な顔されることが多いのに、気さくで快く対応してくれた。子煩悩な人ばかりで、笑顔が浮かんできます」と涙を拭った。

 犠牲者の1人、水出(みずいで)陽介さん(42)をよく知る中之条町の宮崎敬子さん(77)は「子供の頃の顔が浮かんできました。孫にサッカーを教えてくれる優しい人だったのに、本当に残念です」と話した。

 県庁でも14日、大沢正明知事と橋爪洋介県議会議長が献花と記帳を行った。

 大沢知事は報道陣に、「もう無念の一言。多くの人々を救ってきた隊員が、一瞬にして命を落とされた。非常に悔しい」と沈痛な面持ちで語った。

 事故原因の解明に向け、「しっかり検証しないといけない」と強調。新たな防災ヘリの導入に向けても「手続きを進めていきたい」とし、当初予定の平成32年度から前倒しすることを検討する考えを示した。

                   ◇

 ◆2人の死因も外傷性ショック

 県警は14日、岡朗大さんと県防災航空隊員の小沢訓(さとし)さん(44)の死因が、吾妻広域消防本部の5人と同じく、いずれも全身を打ったことによる外傷性ショックだったと発表した。残る県防災航空隊の2人の死因については、15日に司法解剖を行い、解明する予定。

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