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【夏の甲子園】二松学舎、投打がっちり

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【夏の甲子園】
二松学舎、投打がっちり

 第100回全国高校野球選手権大会第8日の12日、二松学舎大付(東東京)は第1試合で昨夏の準優勝校、広陵(広島)に5-2で勝利した。七回に3点を勝ち越して均衡を破り海老原、岸川の継投で攻撃をかわした。3回戦は大会第12日の第2試合で浦和学院(南埼玉)と対戦する。 (根本和哉)

 一回裏1死一、二塁で4番保川が「狙い球を打てた」と、左中間を破る適時二塁打を放ち、2点を先制する。五回に追いつかれたが、七回裏、右田や保川の適時打で貴重な3点を奪い、勝ち越す。右田は「先輩のために打ちたかった。逆方向を意識した」と快心の笑みを見せた。

 先発の海老原は走者を背負いながら粘投。四回2死満塁から登板した岸川もピンチをしのぎ140キロ台の伸びのある直球を武器に六回以降は無失点に抑えた。

 岸川は「テンポよく投げ攻撃のリズムにつなげることを意識した。攻める投球ができてよかった」と、強豪相手の1勝を喜んだ。

                   ◇

 ▽2回戦

 広 陵

 000 110 000-2

 200 000 30×-5

 二松学舎大付

 (広)森悠、河野-鉤流

 (二)海老原、岸川-山田

 ▽本塁打=福光(広)▽二塁打=河端、松本(広)、保川(二)

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 ■二松学舎大付・市原勝人監督「胸を借りるつもりで挑んだ。もつれる展開を望んでいたが、選手たちがよく我慢してくれた」

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 ◆5歳球児の声援が力に

 二松学舎大付の応援席では板橋区に住む芳野陸くん(5)が、選手とおそろいの特注ユニホーム姿でエールを送った。

 「将来は二松学舎の選手になって甲子園に出たい」と夢を膨らませる芳野くんは高校野球ファンの母の影響で約2年前から同校のファンになった。昨年の地方大会では球場で応援団と一緒に声援を送るようになった

 今年も都大会から同校の試合を観戦、振り付けも完璧になった。来春入学予定の小学校の軟式野球チームへ一足早く入部し、自宅でもキャッチボールや打撃の練習に励んでいる。

 「応援は楽しい」と話す芳野くんと一緒に声をあげる野球部員らは、「勝利へ導いてくれる、マスコットのような存在。場が和みます」。

 小さな球児の願いが届き、同校は初戦を見事に突破した。(白杉有紗)