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【板東武士の系譜】番外編・真夏の怪談(上) 藤原秀郷 「百目鬼」倒した武芸の開祖

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【板東武士の系譜】
番外編・真夏の怪談(上) 藤原秀郷 「百目鬼」倒した武芸の開祖

藤原秀郷(中央) 藤原秀郷(中央)

 いずれにしても後日談は400年後に飛ぶ。塙田村の本願寺住職の説教に、毎日姿を見せる若い女性がいた。住職はその正体を見抜いていた。秀郷に討たれた百目鬼である。昔の威力を取り戻すため、流した血を吸い取る機会をうかがっていたのである。だが、住職の話を聞くうちに改心。角を折り、爪をささげた。

 県庁前通りに平行した「百目鬼通り」にその名を残している。

                   

【用語解説】藤原秀郷(ふじわらのひでさと)

 平安時代中期の武将。将門の乱を鎮圧し、下野、武蔵の国司や鎮守府将軍に任命された。

                   

 参考文献は、「うつのみやの伝説」(下野民話の会編、随想舎)など。

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