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東京五輪・パラ盛り上げる埼玉のホストタウン、イベントや展示で相互交流

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東京五輪・パラ盛り上げる埼玉のホストタウン、イベントや展示で相互交流

 2020年東京五輪・パラリンピック開催まで2年を切り、参加する海外選手らと交流を深める「ホストタウン」に登録している県内の自治体の活動が活発化してきた。関連の展示会を開いたり、伝統行事に交流相手国の関係者が参加したりして五輪機運を盛り上げる。

 ホストタウンは五輪に参加する国・地域との相互交流を図る地方自治体を国が登録する制度。現在、県を含めた9自治体がオランダ、イタリア、コロンビア、ブラジル、ミャンマーなど7カ国を交流相手国としている。

 ギリシャのホストタウンの三郷市は駐日ギリシャ大使館などとの共催で、聖火トーチ展(12日まで)を市内の商業施設「ららぽーと新三郷」で開いている。ホストタウン登録が縁で実現し、ギリシャ在住のストラトス・クリム氏が所有する1936年のベルリン大会の聖火トーチも展示している。

 ブラジルのホストタウンに登録している新座市と県は昨年、来年夏の事前キャンプを同市内で開催する覚書を交わしている。県はブラジルの五輪委員会などとの調整を担う。今月19日には、新座市民会館で2008年の北京五輪など2大会に出場したバドミントンの潮田玲子さんらによるアスリートトークショーを開催し、五輪機運を高める。

 また、新座市は猛暑対策として制作したうちわに、ブラジル選手団のマスコット「ジンガ」と、市のイメージキャラクター「ゾウキリン」をデザインし、市内の町内会などに配布した。市オリンピック・パラリンピック推進室は「(町内会が地元の)盆踊り大会で来場者に配り『好評だった』と聞いている」という。

 鶴ケ島市はミャンマーのホストタウンに登録。26日に「鶴ケ島水かけまつり」を開催する。4年に一度開く市の伝統行事「脚折雨乞(すねおりあまごい)」と、ミャンマーの正月にあたる4月に、1年の厄や汚れを洗い流すために水をかけ合う行事「ダジャン」を融合させた。市の担当者は「当日は駐日ミャンマー大使館から大使らが参加し、ダンスを披露することになっている」と語り、異文化交流を深めたい考えだ。(大楽和範)