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「真田忍者サミット」初開催 18、19日に「岩櫃城忍びの乱」 群馬

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「真田忍者サミット」初開催 18、19日に「岩櫃城忍びの乱」 群馬

 参加者に忍者気分を味わってもらうイベント「岩櫃(いわびつ)城忍びの乱」が18、19日の両日、東吾妻町の東吾妻町コンベンションホールで開催される。戦国時代に真田氏の拠点となった同城をPRしようと平成26年から始まり、今年で5回目。18日には、真田忍者の末裔(まつえい)らを招いた「真田忍者サミット」が初開催される。 (斎藤有美、橋爪一彦)

 吾妻では戦国時代に、割田下総や唐沢玄蕃(げんば)といった真田氏に仕えた真田忍者が活躍。情報戦を得意とする真田氏は信州や吾妻の山岳地一体で真田忍者を使った“奇策”を実行し、戦国時代を生き抜いた。中之条町の歴史と民俗の博物館「ミュゼ」館長、山口通喜さん(62)は「真田氏は人数が少なく、まともに戦ったら勝てない。嘘の情報を流して攪乱(かくらん)させるなど賢かった」と話す。

 イベント期間中は、忍者に関するさまざまな催しが行われる。今年の目玉となる「真田忍者サミット」には、仙台真田家当主の真田徹さんや、忍者研究の第一人者として知られる山田雄司・三重大学教授、割田下総の末裔である割田喜一郎さんら11人のパネリストが参加。吾妻と真田氏の関係や忍者の歴史、末裔によるリアルな伝承話などを聴講できる。

 19日の「甲陽忍伝吾妻流忍術教室」では、同流派の普及活動に取り組む伊与久大吾さんが忍術に必要な体の使い方や手裏剣の投げ方などを指導。忍者衣装を着付けてもらえる「ちび忍者コスプレ着付けサービス」や、忍者の携行食である兵糧丸作りなどの「忍びワークショップ」も行われる。

 斎籐貴史実行委員長(46)は「本物の忍者がいた町でさまざまな体験を用意しているので、今年の夏休みは忍者になりに来てください」と話している。

 問い合わせは同町観光協会内忍びの乱実行委(電)0279・70・2110。

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 ◆中之条では企画展 武器など160点展示

 中之条町の歴史と民俗の博物館「ミュゼ」では、企画展「真田忍者と吾妻修験(しゅげん)」が開かれ、戦国時代に吾妻で活躍した忍者や修験者(山伏)が使った貴重な武器や古文書など約160点を展示している。

 同展では、忍者が実際に使っていた鎖鎌やまきびし、手裏剣などとともに、江戸時代の忍術秘伝書「老談集」も紹介。また、山伏が日頃使っていた法螺貝(ほらがい)や結袈裟(ゆいけさ)、如意棒のほか、江戸時代から近年まで修験者による加持祈祷が行われていた同町赤岩地区の鏡学院(山伏寺)から不動明王、役行者の像も特別に展示している。

 山口館長は「戦国時代の忍びは、普段は地侍や修験者として生活しながら、戦に勝つために最も必要な情報収集を行っていた。吾妻は沼田と信州上田との中間点にあり、山岳地域だったことから忍者が育ったのではないか」と話している。企画展は午前9時から午後5時、9月9日まで、木曜休(16日は開館)。

 関連イベントとして9月9日に、中之条ガーデンズで「第4回中之条真田忍者ウオーク」が開催予定。