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「さるかに合戦」素材に児童裁判 千葉地裁で31人参加

模擬裁判で証言する被害者の猿山役の小学生=8日、千葉地裁(橘川玲奈撮影)
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 裁判員制度への理解を深めてもらおうと、千葉地裁は8日、小学生向けにイベントを開き、小学4~6年生の男女31人が参加した。

 プログラムの一つ、模擬裁判では、小学生が裁判官や弁護人、検察官役などに扮(ふん)し、童話「さるかに合戦」を基にした「さるかに殺人未遂事件」を裁いた。

 起訴状によると、蟹太郎被告は、平成29年8月、殺された父親の敵を討とうと臼井らと共謀し、猿山を殺そうとして重傷を負わせたとしている。ただ、蟹太郎被告は殺害を計画したものの、実際に猿山を殺そうと体当たりしたのは臼井のみだった。裁判では蟹太郎被告の量刑が争点となった。

 検察官側は、蟹太郎被告は事件の首謀者で、すでに懲役4年が確定した臼井よりも責任は重いと、懲役5年を求刑した。一方、弁護人は、蟹太郎被告は猿山に手を上げていないとして、執行猶予を求めた。

 千葉市立高浜海浜小5年の本橋怜音(れお)裁判長(10)は「蟹太郎の計画がなければ事件は起きなかった」として懲役5年の判決を言い渡した。本橋裁判長は判決後、「裁判官同士で意見が違ったが、納得できる判決を出せた」と笑顔で話していた。

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